木曽御嶽神社とは
御嶽神社と称する神社は複数あります。今回は私が旅をした木曽御嶽神社を本社とする神社のご紹介です。木曽には御嶽山という木曽古来登山するためには、その麓で精進潔斎の修行をしてから登拝しました。
精進潔斎の修行中にはルールがありました。白衣、食事道具一式新しいもの、家族と別火で食事をする、男女同きんを禁じ、五辛(らっきょう、のびる、ねぎ、にんにく、にら)・魚肉の食用禁止していました。
木曽御嶽山の麓には木曽御嶽神社奥の複数の里宮があり、古くは王滝口と黒沢口、新しいものでは木曽本宮があります。
御祭神とは
神社で祀られている神さまのことです。御嶽神社は、三柱の神様を御一体として、御嶽大神と祀っています。
国常立尊 | 天地開闢のはじめに出現し、造化育成を司る神様 |
大己貴命 | 産業発展、縁結び、子宝繁栄を司る神様 |
少彦名命 | 延命長寿、病気平癒、まじないを司る神様 |
里宮とは
山上の奥宮に対し、山麓の村里にある社殿のことです。
里宮 | 場所 | 創始者 |
御嶽神社(王滝口) | 木曽郡王滝村 | 普寛行者 |
御嶽神社(黒沢口) | 木曽郡木曽町 | 覚明行者 |
御嶽山木曽本宮 | 木曽郡木曽町 | 下山応助 |
山頂の奥宮は、こちらに記載しています。
木曽御嶽神社(王滝口)とは
1,792年に普寛行者が王滝口登山道を開き、御嶽神社の王滝口の里宮として作られた神社です。
木曽御嶽山は成層火山のため火のイメージがあったのですが、現地へ行ったところ、水と緑にあふれる聖地でした。現場に行かないと肌感覚で判らない情報に出会った時、私は心震えます。王滝口は、とても気持ちの良い場でした。オススメ!
御祭神:国常立尊 / 大己貴命 / 少彦名命
〒397-0201 長野県木曽郡王滝村東3315
TEL:0264-48-2660
登山ルート
田の原 – 大江権現(7合目) – 金剛童子(8合目下) – 石室(9合目) – 王滝頂上 – 剣ヶ峰
御朱印
御嶽神社(黒沢口)とは
1,782年に覚明行者が黒沢口登山道を開き、御嶽神社の黒沢口の里宮として作られた神社です。
御祭神:大己貴命 / 少彦名命
〒397-0101
長野県木曽郡木曽町三岳栩山
TEL:0264-46-3076
登山ルート
中の湯(6合目)、ロープウェイ飯森駅 – 行場山荘(7合目) – 女人堂(8合目) – 石室山荘(9合目) – 覚明堂 – 剣ヶ峰
御嶽神社(黒沢口)からの古道がありました。わあ!素敵!この道を歩きたい!と思いましたが、古道を歩く事前情報と時間の確保をしていなかったため、断念。古道は山道だと思っているため、事前準備なく歩きません。私は慎重派。
御朱印
Bee’s Bakery(ビーズベーカリー)
移動は交通機関バスだったため、バスの乗り継ぎで1時間待ちだったため、バス停最寄りにあったパン屋に立ち寄りました。立ち寄ったお店は、Bee’s Bakery。パン販売店、喫茶店と2店舗。お店で働く方々の笑顔が素敵だったせいか、居心地のよさを感じたお店でした。
〒397-0101
長野県木曽郡木曽町三岳6356
TEL:080-5145-2290
営業時間:10:00~18:00(売り切れ次第閉店)
定休日:火曜・水曜
御嶽山木曽本宮とは
木曽本宮は、新設された御嶽信仰の神社です。こちらは事前調査では確認できず、現地で地元の方々から教えて頂きました。管理は奈良県奈良市にあるとのこと。
御祭神:国常立尊 / 大己貴命 / 少彦名命
〒397-0001
長野県木曽郡木曽町福島和合4412-1
TEL:0264-22-2400
御朱印
木曽御嶽神社を振り返って
木曽の神社について、晴明社の記事があります。こちらもぜひご一読ください。
木曽御嶽を旅する移住生活
今回の登山は、木曽ゆるい移住を通しての他拠点生活の一部です。登山と神社仏閣目的の旅でしたが、私の心に残ったのは現地で出会った方々との出会いと会話。その一部をコミックエッセイで書籍にしました。個人出版です。こちらもぜひ読んでください!