信貴山とは
信貴山は、奈良県生駒郡にある、今から約1,400年前に聖徳太子によって開山された、日本最初の毘沙門天さまの霊山です。ご本尊の毘沙門天さまは寅と縁が深く、赤門付近には大寅が待ち構えていました。お寺では、珍しい風景ですね。
勝縁の月「寅の月（2月）」には、現世利益を祈る法要が盛大なお祭りがあります。
宿坊ワーケーションとは
宿坊とは、参拝者のための宿泊施設をさします。本来は僧侶や参拝者のみに特化した宿泊施設でしたが、最近は観光客も積極的に受け入れる施設も増えています。
今回、私が2020年12月に3泊4日体験した、信貴山の宿坊ワーケーションをご紹介をしますね。まずは、良かった点・気になる点から。
良かった点
テレワーク環境が個室
静かな環境だったため、仕事に集中することが出来ました。部屋にこたつがあるためか妙な安心感もあり、リラックスすることが出来ました。
Wi-Fiが快適
山近くのためWi-Fi環境が気になる点だと思いますが、問題はありませんでした。快適です。
精進料理
私がいただいた食事は、朝・夕1日2回の精進料理。普段の生活では精進料理を食べる機会はそんなになく、精進料理ならではの食材で、量もボリュームがあり、美味しくいただきました。
気になる点
電話電波が不安定
スマホの電話電波の柱が、1本。Wi-Fiは問題なく通信可能ですし、事前に情報を知っていれば、カバーできる内容かと思います。
食事・入浴時間が決まっている
とはいえ、山小屋よりゆるい規則です笑。
宿泊施設
信貴山には、千住院・成福院・玉蔵院の3つの宿坊があります。私が宿泊したのは、玉蔵院です。
玉蔵院には、もともとある「玉蔵院」と、近年新設した信徒会館「富貴閣」があります。正確にいうと、私が宿泊した施設は富貴閣です。
外観
富貴閣内観
個室のため、周囲の視線や音も気にする必要がなく、集中して仕事に打ち込むことが出来ました。こたつがあったのが、嬉しかったですね。こたつでお仕事。とても落ち着きます。
富貴閣のこたつ食事
旅の醍醐味は、食事です。
今回のワーケーションでは、朝食と夕食の1日2回のプランで精進料理を頂きました。品数も多く、味も美味しく、健康的な素敵な食事をありがとうございます！
初日の夕食部屋設備・備品
インターネット接続(無線LAN形式)
湯沸かしポット
お茶セット
ドライヤー(貸出)
石鹸（固形）
リンスインシャンプー
ハミガキセット
タオル浴衣
金庫
アクティビティとは
旅行先での活動、実際に体を使った様々な体験のことを言います。今回、私が体験したのは、次の通りです。
1泊2日修行体験（所要時間：実質1日程度）
信貴山トレッキング（所要時間：約1時間）
御朱印帳作り（所要時間：約1時間）
1泊2日修行体験（所要時間：実質1日程度）
本企画のおおとり！私は信貴山の修行体験がしたく、宿坊ワーケーションをしました。素晴らしい体験でした。修行体験に持参するもの、スケジュール、そして体験レポをマンガにし別途記事にしたので、ぜひ読んでください。
信貴山トレッキング（所要時間：約1時間）
信貴山の歴史に詳しいボランティアガイドと共に、信貴山境内巡りです。トレッキングと名称がありますが、山道を歩くことはありません。普段歩き慣れた靴であれば、問題なく歩ける距離数です。
かやの木稲荷のお話が、印象に残っています。
信貴山の境内巡り。この通りを進むと、かやの木稲荷に到着します。御朱印帳作り（所要時間：約1時間）
信貴山周辺にある、清水山吉田寺。別名、ぼっくり往生の寺、腰巻祈祷のお寺とも呼ばれています。
清水山吉田寺で、御朱印帳作りこちらの吉田寺で、御朱印帳手作りをしました。
御朱印帳を一度は作ってみたいと思っていたので、とても嬉しかったです！
御朱印帳作りで、用紙選び。
御朱印帳作りの道具たち
御朱印帳、完成しました！宿坊ワーケーションを振り返って
自然豊かで、普段の日常から隔離された環境だったため、私は仕事に没頭できました。何度もお伝えしていますが、こたつがあるのが嬉しかったです。子どもの頃から見慣れて、使い慣れたこたつです。そのこたつに入ったら、我々がどうなるか知ってますか？知ってますよね？
こたつから抜け出せないんです！こたつと共に、仕事をするしかない！笑
今後ワーケーションをしたいと検討されている方々に、お伝えしたいことがあります。
ワーケーションには移動が伴います。移動には、時間と想像以上に体力を消耗するため、休憩が必要になります。（体験レポマンガでも、夜にすよすよ寝ている私がいます）今回3泊4日ワーケーションでしたが、実質の稼働日数は2～3日でした。時間配分がとても大切になります。今の自分自身との実生活の折り合いなど考慮し、ワーケーションをどうか楽しんでください！
最後になりますが、3泊4日宿坊ワーケーションを充実する旅にできたのは、信貴山関係者の皆さまのおかげだと思っています。笑顔と心配りを、どうもありがとうございました！
